『エレファントヘッド』が本ミス1位に選ばれました
探偵小説研究会の『2024本格ミステリ・ベスト10』(原書房)で、『エレファントヘッド』が国内ランキング1位に選ばれました。
昨年の『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』に続き作品を高く評価していただき、大変嬉しく、光栄に思います。誠にありがとうございます。また本作の出版に関わってくださった皆様、手に取っていただいた読者の皆様にもあらためてお礼を申し上げます。
(2023/12/8)
文庫版『ミステリー・オーバードーズ』が刊行されます
光文社文庫より『ミステリー・オーバードーズ』が2023年11月14日に発売されます。
2021年5月に刊行された単行本の文庫化です。装丁画は引き続き、漫画家の浅野いにおさんが描いてくださったものを使用しています。また解説では、嵩平何さんにとても熱い文章を寄せていただきました。
光文社から刊行された『少女を殺す100の方法』に続く2冊目の短編集ですが、内容の繋がりはないので、こちらから読んでいただいても問題はありません。
本作については単行本発売時に小説宝石に載せていただいたエッセイがBook Bangでお読みいただけるのと、文庫化に合わせてtreeでも裏話を書きましたので、合わせてお読みいただけますと幸いです。
今回の文庫化を機に手に取っていただいた方にも、ぜひ楽しんでいただければと願っております。
あらすじ
探偵たちの集まった館で殺人事件が起きた。その晩、探偵たちの口にしたワインに幻覚剤が混入していたことで、事件は思わぬ方向へ転がっていく……。(ディテクティブ・オーバードーズ)ほか“食”をテーマにした全5篇を収録。異世界転生からエログロ、本格ミステリーまで、唯一無二のミステリー作家・白井智之が美味しく調理した短編集。
(2023/11/13)
『新世代ミステリ作家探訪 旋風篇』に対談が掲載されます
11月22日に若林踏さんの対談集『新世代ミステリ作家探訪 旋風篇』(光文社)が刊行されます。若林さんが行っていたトークイベントの内容をまとめたもので、自分の対談も掲載いただいております。
ぜひよろしくお願いいたします。
(2023/10/27)
小説宝石に寄稿しました
小説宝石 2023年11・12月合併号のリレーエッセイ「気づけば、相棒」のコーナーに寄稿させていただきました。
作家が自身の相棒のような愛用品を紹介するというコーナーです。
よろしくお願いいたします。
(2023/10/23)
短編『縛られた男』がSTORY BOX 11月号に掲載されました
STORY BOX 11月号に短編『縛られた男』が掲載されました。
「DETECTIVE FICTION」という連作の一編です。STORY BOXは今号からWebマガジンにリニューアルしており、Webサイトで無料で読むことができます。
ぜひよろしくお願いいたします。
(2023/10/10)
MRCで掌編を書きました
メフィストリーダーズクラブで掌編を書かせていただきました。
「これが最後の仕事になる」という共通の書き出しでいろいろな作家が掌編を書く、という企画です。自分は『事故をつくる男』という話を書きました。
よろしくお願いいたします。
(2023/10/2)
『エレファントヘッド』刊行に寄せて
9月26日に長編『エレファントヘッド』が刊行されます。
オビで「絶対に事前情報なしで読んでください」と謳っていることもあり、事前に書けることが少ないのですが、執筆の背景について少しだけ書いてみたいと思います。
2022年に刊行した『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』は、謎解きの構造に関するアイディアを中心に据えた作品でした。ぼくはこうした作品が大好きなのですが、一方でこの手の作品は入り組んだものになりやすく、執筆中、もっとシンプルに、磨き抜いたトリックやロジックで読者を驚かせるような作品こそが優れた謎解きミステリーなのではないか、という思いがたびたび湧き上がってきました。
さいわい『名探偵のいけにえ』はさまざまな形で高い評価をいただくことができたのですが、次はよりオーソドックスに、魅力的な謎、ロジカルな推理、意表を突くトリック、といった謎解きミステリーらしい要素で勝負する作品を書きたいと思い、この作品を構想しました。
いざ書いてみると、とてもオーソドックスとは言い難い、むしろいっそう複雑に入り組んだ作品になったような気もするのですが、とはいえ本作は、上記のような謎解きミステリー本来の面白さを屋台骨に据えた作品になったのではないかと思っております。
他にも本作にはいろいろな思いがあるのですが、ネタバレせずに書くのは難しいのでこの辺りにしておきます。読者の方が作中の事件や推理を楽しんでいただけますよう願っています。
今回もときわ書房本店さんの店頭やオンラインストアで購入いただくと、おまけペーパーの『ドッグマン』が付いてきます。こちらもぜひよろしくお願いいたします。
(2023/9/23)
新刊『エレファントヘッド』が刊行されます
角川書店より、2023年9月26日に『エレファントヘッド』が刊行されます。
角川書店では『そして誰も死ななかった』以来、4年ぶりの長編になります。怪しげで素敵なイラストは加藤宗一郎さんが描いてくださいました。
よろしくお願いいたします。
あらすじ
本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。
精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。
謎もトリックも展開もすべてネタバレ禁止!前代未聞のストーリー、尋常ならざる伏線の数々。多重解決ミステリの極限!
(2023/9/15)
『忌名の如き贄るもの』解説を書かせて頂きました
2023年9月15日に発売される三津田信三先生の『忌名の如き贄るもの』の解説を書かせて頂きました。
文庫解説は初めてだったのですが、刀城言耶シリーズを長年愛読していたこともあり、自分なりにこのシリーズと本作の魅力について書かせて頂きました。
ぜひよろしくお願いいたします。
(2023/9/11)
イベントに出演します
今秋、二つのイベントに呼んでいただきました。
一つ目は2023年9月23日(土)に行われるSRアワード贈呈式です。SRの会の会員投票で決まる2022年国内ミステリ部門ランキングのベスト1に『名探偵のいけにえ』を選んでいただき、トークショーやサイン会をさせていただくことになりました。会員ではない方も参加可能とのことです。
詳しくはこちら。
二つ目は代官山蔦屋書店で行われる「ミステリカーニバル」です。二日間にわたって豪華な作家のトークショーやサイン会が行われるイベントで、自分は10/29(日)14:00~のサイン会に参加させていただきます。
スケジュールはこちら。
どちらもよろしくお願いいたします。
(2023/9/11)